診療科・部門一覧 看護科

看護部長あいさつ

吉田総合病院は、昭和18年に設立された歴史ある病院です。
この地域に病院を築き上げられた住民の方の思いを引き継ぎながら、時代の流れに柔軟に適応し、病院理念のもと地域の医療に貢献できるよう努めてまいります。
当院は、地域に根差した急性期医療から在宅療養支援まで、多職種と連携しながらチーム医療を提供し、住み慣れた地域で暮らし続けられるよう支援をしています。
私たちが目指す看護は、やさしい気持ちを持ち、患者さんやご家族一人ひとりの思いに寄り添い、安心で安全な看護を実践することです。
そのために、看護実践を通して豊かな人間性を育み、自ら考え行動できる看護師に成長していけるようにサポートします。お互いを認め、「助け合い」の精神をもって、職員同士が支え合い、いきいきと働き続けられる職場づくりに努めていきます。
また、医療を取り巻く環境の変化に対応するために、専門職としての知識・技術・判断力を磨き続けられるように、新人教育やラダー別研修、院内・院外研修のさらなる充実を図っていきます。
大切なこの地域の医療を守るために、そして頼りにしていただける病院であり続けるために、思いやりのある看護に全力を尽くしてまいります。

看護部長 水山 志保

看護科では「患者さんが望む場所で暮らし続ける」という想いを大切に看護しています。そのために、地域の開業医の先生方、老人保健施設、介護施設、市役所や社会福祉関係などの地域の皆さんと連携を取り支援しています。外来診療、急性期の入院受け入れから退院までの継続した看護を実践し患者さんの生活をサポートしています。

最近の看護部門

2025年度の新人看護師の6月ステップアップ研修の様子

新人看護師は4月下旬からそれぞれの部署へ配属となり、プリセプターや実地指導者、多くの仲間に支えられながら日々成長しています。
当院看護科教育委員会では、新人看護師が少しずつ看護技術を行う機会が増えてくるこの時期に、4月に学んだ、採血・注射・留置針・筋肉注射・皮下注射の「ステップアップ研修」を行っています。サブタイトルは「~よりリアルに…正確に!~」として、シナリオをもとに実践していく内容です。何がリアルかというと、ベッドも、普段使用している物品も準備して病室の雰囲気を再現し、患者役まで設定しています。医師の指示を受けてから施行までの流れを、これまで学んだ事を活用し実践するのです。シナリオは難易度の違う7場面を設定しました。その中で「自分が行いたい!強化したい!」というものを事前に選ぶこともできます。新人看護師によっては上手くできなかった場面を繰り返して行う人もいました。患者役も新人看護師が行うので患者体験が出来るのもこの研修の良い所と考えています。

【研修を終えての感想】

  • 半日の時間があったので色んな技術が体験できた
  • 施行時、どのような声かけが患者さんに必要か今回確認が出来たので実践したい
  • 物品をはじめからきちんと用意していないと、患者さんを待たせたり安全にもかかわることを再認識できた
  • 誤薬しない為にも、指示や薬剤・患者確認も意識して行う必要があると改めて思った

このように、新人看護師全員が自身の習得したい技術を行うことができ、自分の苦手な部分など克服できる研修となりました。 成長に合わせ、今後も研修を行っていきます。