診療科・部門一覧 看護科

看護部長あいさつ

吉田総合病院は、令和5年で創立80周年を迎えました。地域住民の方々が、自分たちの健康を守るために病院を作ろうと決意し開設した病院です。
歴史ある地域に唯一の基幹病院として、医療・看護の中核を成し地域の医療を守る使命があります。
看護部は、患者さんひとりひとりが抱えておられる様々な問題に対し、看護師だからこそ気付ける視点で関わり、適切な看護実践ができる人材の育成に取り組みます。患者さんが望む場所で生活するために、病院内だけでなく、外部の多職種と連携し、暮らしを支える要の役割が果たせるよう努めます。

看護部長 廣下 智絵

看護科では「患者さんが望む場所で暮らし続ける」という想いを大切に看護しています。そのために、地域の開業医の先生方、老人保健施設、介護施設、市役所や社会福祉関係などの地域の皆さんと連携を取り支援しています。外来診療、急性期の入院受け入れから退院までの継続した看護を実践し患者さんの生活をサポートしています。

最近の看護部門

2025年度の新人看護師の6月ステップアップ研修の様子

新人看護師は4月下旬からそれぞれの部署へ配属となり、プリセプターや実地指導者、多くの仲間に支えられながら日々成長しています。
当院看護科教育委員会では、新人看護師が少しずつ看護技術を行う機会が増えてくるこの時期に、4月に学んだ、採血・注射・留置針・筋肉注射・皮下注射の「ステップアップ研修」を行っています。サブタイトルは「~よりリアルに…正確に!~」として、シナリオをもとに実践していく内容です。何がリアルかというと、ベッドも、普段使用している物品も準備して病室の雰囲気を再現し、患者役まで設定しています。医師の指示を受けてから施行までの流れを、これまで学んだ事を活用し実践するのです。シナリオは難易度の違う7場面を設定しました。その中で「自分が行いたい!強化したい!」というものを事前に選ぶこともできます。新人看護師によっては上手くできなかった場面を繰り返して行う人もいました。患者役も新人看護師が行うので患者体験が出来るのもこの研修の良い所と考えています。

【研修を終えての感想】

  • 半日の時間があったので色んな技術が体験できた
  • 施行時、どのような声かけが患者さんに必要か今回確認が出来たので実践したい
  • 物品をはじめからきちんと用意していないと、患者さんを待たせたり安全にもかかわることを再認識できた
  • 誤薬しない為にも、指示や薬剤・患者確認も意識して行う必要があると改めて思った

このように、新人看護師全員が自身の習得したい技術を行うことができ、自分の苦手な部分など克服できる研修となりました。 成長に合わせ、今後も研修を行っていきます。