採用情報 薬剤科

JA吉田総合病院 薬剤科です!

当院は県北安芸高田市の中核を担う総合病院です。当院では調剤科、製剤科、病棟管理科などといった部門分けをせず、薬剤科員それぞれが薬剤科すべての業務に携わっています。もちろん最初は調剤等の薬局内の業務から始めていきますが、病棟業務や他の専門業務(ICTやNSTなど)にも拡大していきます。病棟業務においては急性期から在宅支援、療養支援と幅広く経験を積むことができます。また当薬剤科の特徴として内部の風通しが良いことが挙げられます。科員の年齢に幅はありますが、その垣根を越えて相談しやすい環境があり、業務改善や新規の業務開拓など自分の意見を出しやすいです。病院薬剤師としての「やりがい」がたくさんあるJA吉田総合病院薬剤科で、ぜひ一緒に働きましょう!

薬剤師になるためには

薬剤師が働く場は病院、薬局にとどまりません。ドラッグストアはもちろん、学校薬剤師や製薬メーカーの研究員・行政の公務員などなど。さまざまな活躍をしている薬剤師ですが、薬剤師として働くために必要なものは『薬剤師免許』です。
薬剤師免許取得のためには薬学部を設置している大学に入学し、6年間勉強した後に国家試験に合格する必要があります。他の医療職では短期大学や専門学校を経て資格を取得できることもありますが、薬剤師は現在のところ6年制の大学入学が必須となっています。

広島県で薬学部を設置している大学

  • 広島大学
  • 広島国際大学
  • 福山大学
  • 安田女子大学
高校卒業 大学:6年制薬学部 薬剤師国家試験 薬剤師として就職

病院薬剤師としての関わり

病院薬剤師としての役割は多岐にわたります。
内服調剤・注射調剤などの基本的な業務に始まり、医薬品情報の発信・病棟業務・チーム医療への参画・院外薬局との連携などなど。
当院で活躍している薬剤師の活動をご紹介します。

チーム医療

薬剤師は医薬品のスペシャリストとして、病院内の様々なチーム活動に参加しています。例えば、感染制御チーム(ICT)。医療と感染症は切っても切り離せません。細菌やウイルスは目に見えず、そこら中に存在します。体力の落ちている人、手術後の人などはばい菌と戦う力が弱まっており、簡単に感染症となってしまいます。

それぞれの感染症に適切な治療を提供するため、チームで相談し治療の提案を行います。薬剤師は薬の専門家として、適切な薬を適切な患者に適切な期間投与できるよう力を発揮します。また病院全体の感染対策も担っており、消毒薬の確保や適正使用の情報提供など行います。

その他にも以下のようなチームがあり、薬剤師も参加しています。

  • 医療安全管理チーム
  • 栄養サポートチーム
  • 褥瘡対策チーム
  • 認知症ケアチーム
  • 緩和ケアチーム
  • 糖尿病チーム

外来化学療法(抗癌剤治療)

癌に対する薬物療法は入院せず、外来で行うのが一般的となりました。
しかし、実際に治療を行う患者からすれば不安はいっぱいです。
治療開始前には医師からの説明に加え、薬剤師からもスケジュールや副作用等の説明を行います。また実際に抗がん剤を投与する日にはベッドサイドを訪ね、副作用の発現状況や不安等の聞き取りを行います。医師・看護師・管理栄養士と情報共有し、安全に化学療法を行えるようサポートします。

こんな人は当薬剤科がピッタリ!

〇早い段階からいろんな業務に携わりたい

→ 薬局内の業務からとなりますが、習熟度に沿って様々な業務が経験できます

〇急性期から在宅支援まで長期的に患者さんに関わりたい

→ 地域柄、高齢者の患者が多く治療が終わってすぐに退院できないケースも少なくありません。退院後の薬の管理、ポリファーマシーの解除、薬局薬剤師との連携など関わる部分は多岐にわたります。

〇慢性期療養期の関わりに興味がある

→ 老衰や癌の末期、透析導入など退院が困難な患者への関わりが経験できます。

〇自分のやりたいこと、興味あることに取り組みたい

→ 例えば、感染制御・癌治療・褥瘡治療など。興味のある分野を突き詰めたい思いがあればどんどんできる環境があります。

〇自分の意見を積極的に出したい

→ 業務改善や薬剤師としての新たな取り組みなど、新人だからと萎縮せずどんどん意見を言ってOKです。新しい風は大歓迎!

〇時間に余裕を持って働きたい

→ 当院は院外処方箋発行率90%を超えています。病棟の調剤もよほど急ぐもの以外は時間的に余裕があります。病棟業務時間もしっかり確保できるので、処方内容や入院患者への関わりをじっくり考えながら仕事ができます。
また日々の残業もほとんどないのでプライベートにも余裕が生まれます。

〇アットホームな雰囲気の中で仕事がしたい

→ 科員全体が仲が良く、笑顔あふれる職場です。困りごとも相談しやすいですよ。
 薬局以外の職員ともコミュニケーションをとりやすいです。

ある日の
スケジュールイメージ

  • 8:30始業 朝礼
  • 9:00調剤業務
    • ・内服調剤
    • ・注射調剤
  • 10:00病棟業務
    • ・患者指導
    • ・投与薬の確認
    • ・点滴ルートの確認
    • ・退院指導 など
  • 11:00
  • 12:00休憩
  • 13:00調剤業務
    • ・内服調剤
    • ・注射調剤
  • 14:00医療チームのラウンド
  • 15:00病棟業務
  • 16:00委員会へ参加
  • 17:00終業

吉田総合病院 薬剤科Q&A

当院に来た実習生などから質問されることをまとめてみました。

Q.1 スタッフの構成は?

薬剤師:9名、薬剤助手:1名の計10名です。

Q.2 スタッフの年齢層は?

20代、30代、40代、50代の各世代が在籍しています。
話しやすく、明るい雰囲気の中で仕事をしています。

Q.3 ユニフォームは何ですか?

白衣で活動しています。
長袖タイプ、半袖タイプ、ケーシータイプなど選べます。

Q.4 病院薬剤師は大変ですよね?

内服薬だけじゃなく注射薬もあるから、夜勤があるから、専門性が高そうだから、、。感じ方は人それぞれではありますが、必ずしも大変とは思いません。
例えば、医師とのコミュニケーションがとりやすいので疑義照会はしやすいですし、治療経過や方針も把握しやすいので服薬指導が楽なケースもあります。注射を敬遠する人もいますが、調剤薬局でも店舗によっては膨大な種類の内服薬を扱うこともあります。当院の外来は90%以上が院外処方です。調剤も時間に追われることは少ないので、じっくり処方と向き合いたい人は病院薬剤師に向いているのではないでしょうか。

Q.5 専門の資格は取得可能ですか?

施設基準の関係で取得できる資格に限りはありますが、現在下記の資格を取得しているスタッフがいます。

  • ・日病薬病院薬学認定薬剤師
  • ・感染制御専門薬剤師
  • ・感染制御認定薬剤師
  • ・認定実務実習指導薬剤師
  • ・日本糖尿病療養指導士
  • ・NST専門療法士
  • ・日本医療薬学会認定薬剤師
  • ・広島県糖尿病療養指導士
  • その他、取得できる資格もあります!

Q.6 研修会や学会へ参加できますか?

病院薬剤師会北支部があり、三次を中心として定期的に研修会が行われています。また、広島市内での研修会も終業後すぐに向かえば参加可能です。学会参加は推奨しており、参加費も個人研修費からの補助があります。

Q.7 入職して数年は調剤ばかりですか?

当薬剤科では調剤科、製剤科、病棟管理科などによる業務分担は行っていません。新入職員も全ての業務に携わり、病院薬剤師としての技能取得を目指します。薬局業務の取得後、病棟業務も開始します。

Q.8 夜勤はありますか?

夜勤はありません。平日8:30-17:00の日勤のみ。
土日祝日は日直者対応です。
詳細は勤務形態をご確認下さい。

Q.9 お休みはしっかりとれますか?

病院全体として有給使用率の上昇に取り組んでいます。薬剤科でも積極的な有給使用を推奨しており、薬局業務・病棟業務のバックアップ体制も整っているので、安心して休みを取れます。また残業はほぼなく定時(17時)で業務終了です。自己学習やプライベートの時間をしっかり確保できます。

Q.10 施設見学はできますか?

いつでも受け付けています。
興味がある方は当院の人事課へご相談ください。

先輩薬剤師から

当薬剤科の若手2人に(古閑:5年目、幸崎:3年目)、仕事のことや吉田での暮らしなどインタビューしてみました。

・病院薬剤師を目指した理由は何ですか?

古閑:薬と病気に対する幅広い知識を身につけれると思ったから。多職種のいろいろな考えを知ることができると思ったから。

幸崎:多様な薬や症例に触れ経験を積みたいと思ったから。また医師や看護師だけでなく、多職種と関わることができる点も魅力的。

・現在はどのような業務をしていますか?

古閑:調剤業務、病棟業務、感染チーム活動、委員会活動

幸崎:調剤業務、病棟業務、委員会活動

・吉田病院のよいところはどんなところですか?

古閑:多職種連携をしやすいところです。

幸崎:早い段階から病棟業務を経験できるところ。また研修などに積極的に参加させてもらえる。

・職場の雰囲気はどうですか?

古閑:アットホームで和気あいあいとしています。わからないことも質問しやすいし、皆さん一緒になって考えてくれます。

幸崎:先輩薬剤師に質問、相談がしやすく、意見も積極的に聞いてもらえる環境。

・これからの目標はありますか?

古閑:認定薬剤師の資格を取ることです。

幸崎:自分の興味のある分野を見つけ専門的な知識を深めたい。

・吉田町での暮らしはどうですか?

古閑:慣れたら、近くに何でもあるので住みやすい街だと思います。

幸崎:住めば都です。

・就職を考えている方へメッセージを

古閑・幸崎:ぜひ私たちと一緒に働きましょう!

吉田総合病院 募集要項

【待遇】

初年度給与(2023年度)

235,700円(基本給+特別調整手当)

昇給

初年度給与(2023年度)

年1回

賞与

年2回(前年度4.5か月)

退職金制度

本会規定によります。

使用期間

初年度4~7月

【勤務形態】

通常勤務:

平日8:30~17:00(翌朝8:30までオンコール対応)
休憩1時間

土日祝日:8:30~21:00(翌朝8:30までオンコール対応)

※夜勤はありません。平日夜間のオンコールは管理職が対応。
土日祝日は日直者1名で対応(翌朝8:30までのオンコール対応も含む)。
新入職員は入職後6か月過ぎた頃より、習熟具合をみながら日直開始となります。
土日祝日は時間外で給与を頂き、代休はありません。

【休日、休暇】

年次休暇:土日祝日(日直業務以外の)、年末年始(12/30-1/3)
有給休暇:初年度11日。以降1年に1日ずつ漸増し、最大30日。
リフレッシュ休暇:有給休暇とは別に年9日。
その他休暇:育児休業、子の看護休暇、介護休業、冠婚葬祭に関わる休暇など

【福利厚生】

社会保険:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険
慶弔慰金:冠婚葬祭に関わる祝い金、見舞金など
医療費補助:職員及び扶養者に対する医療費補助。
研修費補助:学会、研修会への参加に個人費用があります。
被服貸与:白衣現物支給、シューズ購入補助。
院内保育室:生後半年~3歳になる年度末まで利用可能。
職員預金制度:銀行に預けるより利率良く預金できます。

薬剤師寮:安芸高田市外からの独身入職者が入寮可能。5年間家賃無料。
6年目以降1万円ずつ家賃漸増(最大5万円)し、最大10年間入寮可。