採用情報 放射線科

放射線科の紹介

〇資格の取り方

診療放射線技師として働くためには、診療放射線技師国家試験に合格し、診療放射線技師免許を取得する必要があります。一般的には大学や専門学校にて、診療放射線技師になるために必要な専門的な知識・技能の勉強をしてから国家試験を受験します。 下に診療放射線技師免許を取得するための簡単な流れを図にしています。診療放射線技師国家試験についての詳細は、厚生労働省のホームページを参照してください。

  • ・岡山大学卒業・・・・・・・1名
  • ・駒沢大学卒業・・・・・・・1名
  • ・川崎医療福祉大学卒業・・・2名
  • ・京都医療科学大学卒業・・・3名
  • ・広島国際大学卒業・・・・・2名
  • ・大学院卒業・・数名  など

やりがい

やりがいをもって働くことは、仕事へのモチベーションを上げるうえで重要なことだと考えられます。やりがいを感じる事柄は人によって様々だと思うので、「JA吉田総合病院 放射線科」で働く上で考えられることを紹介したいと思います。
「どう働きたいか」、「どんな技師になりたいか」で考えてみてください。

JA吉田総合病院の診療放射線技師として働く

〇いろんなモダリティを経験したい。

⇒技師生活の初めの5年ぐらいは、レントゲン、透視、骨密度(DXA)、CTの検査を担当していきます。(下に新人育成の流れを載せています)

〇徐々にできることを増やしたい人。

⇒すべてのモダリティをローテーションで担当しているので、オールラウンダー(ゼネラリスト)の技師を目指せます。

〇専門的な知識を身につけて働きたい。

⇒認定資格取得を目指したり、専門職制度により専門職に任命されると手当の支給があります。

〇救急対応も身につけたいが、三次救急はちょっとな...と思っている人。

⇒救急対応は二次救急までです。非常に状態の悪い患者さんの撮影は少ないです。

患者さんからの言葉で
やる気アップ?

  • ・笑顔で「ありがとう」と言ってもらえた。
  • ・いつも通りでも「今日は検査が早く終わった」と思ってもらえた。
  • ・優しい声掛けの結果「検査前は不安だったけど大丈夫だった」。など
  • この技師さんに検査してもらって良かったと
    思ってもらえるように頑張りましょうBy ベテラン技師さん

自分の成長を感じる瞬間

  • ・レントゲン撮影のコツをつかんできた。
  • ・丁寧で優しい声かけができるようになった。
  • ・救急対応がテキパキできるようになった。
  • ・次のモダリティの習得に進んだ。

〇病院の行事など

病院の行事 何をやるの? 放射線科の役割
病院祭 お祭り 出店(ポップコーン作り)
院内バレーボール大会 バレーボール 他の科と合同で参加
従業員慰労会 食事会 担当者が準備など
院内学会 勉強会 院内学会委員が裏方を担当
職員旅行 旅行 特になし

※どれも自由参加です強制参加ではありません。

〇業務内容の紹介

一般撮影X線装置(2台)

    Point
  • ・立位台のみの部屋(1番)と立位台+寝台の部屋(2番)の計2部屋あります。
  • ・どちらも「FPDシステム」を導入済であり、「Virtual Grid」処理が可能です。
  • ・胸部一般撮影に加え、整形外科領域の撮影が多いです。
  • ・人間ドックにて富士フィルムのAI技術「CXR-AID」を導入。
立位台
寝台

ポータブル撮影装置(2台)

    Point
  • ・病棟用装置はX線照射装置とコンソールが一体型の装置です。
  • ・オペ室撮影用の装置はオペ室に常駐してあります。
  • ・どちらもFPDシステム搭載の装置で、「Virtual Grid」処理が可能です。
病棟撮影用
オペ室撮影用

骨密度測定装置(1台)

    Point
  • ・DXA法による測定装置です。
  • ・検査時間は5分~10分程度。
  • ・主に腰椎・大腿骨頚部の撮影が多いです。
  • ・骨粗鬆症の早期発見に大切な検査です。
骨密度測定装置

X線透視装置(2台)

    Point
  • ・人間ドック専用機と汎用機があり、どちらもFPDシステム搭載の装置です。
  • ・人間ドック専用機では、人間ドックの胃透視検査を行います。
  • ・汎用機は主に、ERCP,PTGB-D,気管支鏡検査,骨折の整復,ルートブロック(神経根ブロック),泌尿器科系,婦人科系などの検査で使用します。
人間ドック専用装置
汎用機

血管撮影装置(1台)

    Point
  • ・天井走行式Cアーム(SP)システム( I.I搭載の装置です)
  • ・主に透析用シャントに対するIVRで使用します。
     例)透析用シャント造影検査、PTA(経皮的血管拡張術)
  • ・同じ部屋に長尺撮影用FPD装置と寝台が設置してあります。
天井走行式Cアーム
長尺撮影用FPD + 寝台

外科用イメージ装置(2台)

    Point
  • ・「オペ室」の装置です。
  • ・I.I搭載装置(SHIMADZU製)。小型で取り回しが簡単です。
  • ・FPD搭載装置(GE製)。視野が広く、機能が充実しています。
  • ・整形外科の術中イメージ(手術中の透視)で使用します。
FPD搭載装置(GE製)
I.I搭載装置(SHIMADZU製)

X線CT装置(1台)

    Point
  • ・キャノンメディカル製の80列マルチスライスCT装置。「Aquilion Prime SP」
  • ・金属アーチファクト低減ソフトウェア「SEMAR」搭載。
  • ・被ばく低減技術「AIDR」搭載。
  • ・3Dワークステーションとして「VINCENT」
  • ・主な検査として低線量肺CT検査,ダイナミック造影検査(肝臓,膵臓),
     CT Angiography,CT Urography,整形外科系3D画像処理 など。
撮影室
操作室

MRI装置(1台)

    Point
  • ・装置名「Optima MR450w 1.5T」GE製。
  • ・主に整形外科領域全般、内科・脳外科の頭部検査。
  • ・その他の検査として以下の検査も実施しています。
    • ・Gd-EOB-DTPAを用いた肝臓ダイナミック造影検査。
    • ・MRCP検査、乳腺検査、骨盤腔検査、MRA検査(頭部、頚部、下肢など)
    • ・認知症に対する「VSRAD」検査。
撮影室
操作室

ディジタル乳房X線撮影装置(1台)

    Point
  • ・装置名「AMULET Innovality」Fujifilmメディカル製。
  • ・検出器にa-Se直接変換FPDを搭載した装置です。
  • ・断層撮影であるトモシンセシスの撮影可能です。
  • ・画像処理技術として「ISC 線質補正技術」、「FSC 微細構造鮮明化処理」、
     「ISR 逐次近似再構成処理」を搭載しています。
AMULET Innovality
撮影室

新人育成の流れ

診療放射線技師生活スタートのイメージ
  • 〇1年目(前半)「目標:基本の一般撮影を反復して覚えていく」
  • ①1番の部屋(立位台の部屋)の撮影から覚える。
  • ②2番の部屋(寝台の部屋)の撮影を覚える。
  • ③病棟のポータブル撮影を覚える。
  • ④オペ室のポータブル撮影を覚える。
  • ⑤骨密度測定検査を覚える。
  • 〇1年目(後半)「目標:透視検査を覚える」
  • ①透視検査(前述の汎用機)を覚える。
  • ②血管撮影を覚える。
  • 〇2年目(前半)「目標:CT検査を覚える」
  • ①CT検査を覚える
  • ②夜勤・休日日勤に備える。
  • 〇3年目以降
  • 〇様子を見ながら次のモダリティに進みます。

後々、各部屋を1人で任せられる様になります。
難しい・上手くいかないと思う事があれば、先輩に聞いて解決しながらコツコツ覚えていきましょう。

〇安定した生活

安定した生活を送るためには「①働きやすい環境、②休みが取得しやすい、③計画的に資金運用すること」の3つが大切だと思います。「三本の矢」みたいに紹介します。

①働きやすい環境
  • ◎診療放射線技師として長く働く
  • ・正職員として安心して働けます。
  • ・放射線技師歴(吉田病院勤務)の長い人が多い職場です。
  • ・頼れる労働組合が存在しています。
  • 安心して働ける環境を作ってます
  • ◎育成方針
  • ・まずは「レントゲン撮影」からスタート
  • ・分からないことがあったとき、いろいろな先輩に意見が聞けます。
     ⇒モダリティの固定が無いので、どの先輩に聞いても大丈夫です。
     また、複数の先輩の意見を聞くことで様々な視点が見えてきて、自分なりのやり方を見つけることが出来ると思います。
  • ・技師会主催の勉強会なども参加しています。
  • いろいろな先輩の意見を聞きながら
    少しずつ成長していきましょう!
  • ◎勤務時間
  • ・AM 8:30~PM 5:00の7時間半(昼休憩1時間)
  • ・残業はほとんどなく「夜勤者>科長>残れる人」の順番で引き継がれます。
     ⇒「残れますか?」と聞かれた時、用事があれば、遠慮なく教えてください。
  • ・技師会主催の勉強会なども参加しています。
  • 勤務時間の変動がほとんど無いので、
    プライベートの計画を立てやすい。
  • ◎夜勤・休日の日勤(土日)について
  •  ⇒夜勤時の勤務時間はPM 5:00~AM 8:30です。(3交代制)
  •  ⇒休日の日勤はAM 8:30~PM 5:00です。(振替休日が付与されます。)
②休みがとりやすい環境
  • ◎休日
  • ・完全週休2日制(カレンダー通り)です。
  • ◎有給休暇(年次繰り越しあり)
  • ・1年目は11日付与されます。
  • ・1年ごとに1日追加されます。
  • ・上限が30日。
  • ◎リフレッシュ休暇
  • ・毎年9日付与されます。(増減なし)
  • ・年次繰り越しないので使い切ってください
     ⇒1週間ぐらいの旅行に使う人もいます。
  • ◎特別休暇
  • ・冠婚葬祭などの場合のための休暇。
  • ◎育児休業
  • ・採用後1年経過の者
  • その他
  • ・社会生活に必要な休暇など
③計画的な資金運用
  • ◎募集要項に準じて支給されるもの
  • 〇給料
  • 〇福利厚生
  • 〇職員預金制度
  • 〇各種手当・補助
  • 〇財形貯蓄  など
  • ◎大切な事
  • ・無駄遣いをせず、計画的に使う事。
  • ・資金運用は親や先輩などの「先人の知恵」を借りてみて、
     自分に合っているものを見つけることが大切です。
  • ・将来の生活に向けてコツコツ頑張りましょう!

〇病院見学について

病院見学の問い合わせ窓口はJA吉田総合病院の人事課です。「TEL:(0826)42-0636」に連絡して頂くと、電話交換の方につながります。この時に所属と名前、要件を伝えて頂くと、人事課につないでもらえます。人事課につながったら、再び所属と名前、要件を伝えて頂き、病院見学の日程を相談してください。