当科は1名の医師体制であることから若干の制約がありますが、当院施設で診療可能な脳神経疾患に最善をつくすことで地域医療に貢献したいと考えています。 具体的な診療方針としては、各種ガイドライン(脳卒中治療ガイドライン、重症頭部外傷診断治療ガイドラインなど)のある疾患はガイドラインに沿い、またガイドラインのない疾患については脳神経外科医として標準的、常識的な最良の治療となるよう心がけています。当院の基本理念に沿い、しっかりと説明を行って患者さま・ご家族に十分な納得と同意を得ることを目指しています。
右小脳腫瘍(来院時はめまい、頭痛、嘔気、嘔吐があるため、全く食事をとれませんでした。手術により症状は改善し、歩いて退院されました。)
右頭頂部脳腫瘍(歩行障害、意識障害で来院。摘出手術により、症状は消失し、独歩退院されました。)
左内頸動脈瘤(左内頸動脈瘤破裂によるクモ膜下出血のために頭痛、嘔気を生じて来院されました。動脈瘤クリッピング術を行い、後遺症無く退院されました。)
左内頸動脈瘤(未破裂、未治療)
脳梗塞の予防薬の投与量は重要です。過剰であると出血を生じ、少ないと効果がありません。血小板凝集能を指標として、薬の投与量を安全な範囲に治まるようにしています。
血液が固まりやすい。脳梗塞になりやすい。
安全な範囲で脳梗塞の予防ができています。
血液が止まりにくい。出血しやすい。