広島県北部地区の地域中核病院の役割として、良質な医療の提供を心がけ、各診療科の連携で臨み、地域住民のニーズにお応えしていくように努めています。 医療技術、医療器械、看護体系の進歩に即座に対応し、満足度の高い医療の提供に心がけております。
乳癌・甲状腺癌・消化器癌などの悪性疾患、および鼠径ヘルニア・腹壁ヘルニア・肛門疾患・虫垂炎などの良性疾患を含めて、年間で約400件の手術を施行しております。 内科および放射線科など関係する他の診療科の意見も参考にしてコンセンサスの得られた治療法を選択し、患者様とご家族への説明を十分に行って納得できる治療法を提示しています。病棟においてはクリニカルパス、リスクマネージメントを取り入れて時代に即した医療看護体系を心がけております。 手術症例には術前カンファレンスを行い、治療ガイドラインに沿って最良の術式(標準術式)を選択・提示しています。症例の病期や病状に応じて、低侵襲手術である内視鏡外科手術や小開創手術を積極的に選択しており、最近では消化器外科手術の約4割において内視鏡外科手術が適応となっています。内視鏡外科手術は難しい手術と思われていますが、熟練した外科医が施行することで、利点(痛みが少ない点や美容的な点)は多く、術後回復が早いため、早期退院・社会復帰が可能です。疾患によっては、広島大学病院などから、治療経験豊富な医師を招聘して、当院で手術を行うこともあります。 当院は併存疾患を抱えておられる御高齢の患者様が多い地域ですが、満足していただける治療結果を残すように、最善の医療を目指しております。