分娩以外のすべての産婦人科疾患の診療を行っています。女性のあらゆるニーズに対応すべく、子宮癌検診、マンモグラフィを含む乳癌健診を行うとともに、思春期医療、不妊症治療、妊婦健診、中高年女性のさまざまな障害に対して積極的に取り組んでいます。 手術は、麻酔科医、外科医とともに子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫など良性疾患だけでなく、悪性腫瘍に対しても安全、快適をモットーに高いレベルでの治療が受けられるように努力しています。平成8年より腹腔鏡を使う手術も行い患者さんの負担軽減に努めています。子宮癌、卵巣癌では必要に応じて化学療法、放射線療法を行い、より良い治療成績を目指しています。
現在医師1名(産婦人科専門医、母体保護法指定医、細胞診専門医)で、午前中は外来診療を行い、午後に診療、検査、手術等を行っています。なお毎週水曜日は午後も外来診療があります。外来では月経異常や性感染症、不妊症の治療や妊婦健診、婦人科検診、マンモグラフィを含む乳癌健診などを行っています。 中高年女性では骨量低下、コレステロールの上昇、うつ状態などを引き起こしやすく、骨量測定、動脈硬化チェック、うつ病チェックを行ったうえで、栄養・運動・生活の指導をしています。必要であれば女性ホルモン等により治療を行っています。また、閉経後には萎縮性膣炎、尿失禁なども起こりやすく、これらの予防、治療にも力を入れています。 手術は、常勤の麻酔科医、外科医の協力のもと、子宮筋腫、卵巣腫瘍のほか子宮脱、子宮癌、卵巣癌などの手術を行っています。子宮癌、卵巣癌では必要があれば化学療法、放射線療法を行います。また、傷が小さくてすむ腹腔鏡を使った手術も、良性腫瘍に対して積極的に行っています。液体のたまった卵巣嚢腫はほとんど全例腹腔鏡を使って手術しています。