広島県厚生農業協同組合連合会吉田総合病院は、広島県安芸高田市吉田町にあり、自治体から病院用地の寄付を受け、また造成工事では地域住民の勤労奉仕により戦前の昭和18年4月に産業組合「吉田病院」(54床)として開設されました。昭和20年8月6日の原爆投下後には多くの被災者の医療に当っています。戦後昭和26年に厚生連吉田病院となり、以後安芸高田市唯一の総合医療機関として、急性期及び慢性期医療を担い、さらに保険・福祉も含め、いわゆる地域包括医療の提供できる地域支援型の総合病院として地域に支えられ成長、運営されてきました。
当院は現在、一般病床(111床)、地域包括ケア病床(80床)、療養病床(46床)、計237床で、診療科は内科、外科、整形外科をはじめ、15の診療科で運営しています。併設施設では、県北唯一の人工関節センターは人工関節手術専用ロボットMAKOをいち早く導入し、コンピューターナビゲーションによる高精度の手術を多く手掛けています。人工透析センターは昭和63年より併設され、腎代替療法における県北のセンターとしての役割を担っています。また健康管理センター、医療福祉センター、居宅介護支援事業所、在宅介護支援センターを設け、地域の健康福祉を支援しています。救急医療では、休日夜間診療所を設け、地域医師会の先生方のご協力も得ながら時間外一次救急を行っています。また、へき地医療拠点病院として無医地区診療所(川根診療所)へ月6回医師と看護師の派遣事業を行っています。
我が国は人口減少と高齢化が進み、安芸高田市も高齢化率はすでに40%を超えています。高齢化社会に対応し、安心して住むことができる町づくりに当院の果たす役割はますます大きくなるものと認識しています。そのためにも今後も現在ある病院機能の充実とより地域に寄り添った優しい医療を行っていきたいと思いますので、引き続き皆さまのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
病院長 田代 裕尊