吉田総合病院は、令和5年で創立80周年を迎えました。地域住民の方々が、自分たちの健康を守るために病院を作ろうと決意し開設した病院です。 歴史ある地域に唯一の基幹病院として、医療・看護の中核を成し地域の医療を守る使命があります。 看護部は、患者さんひとりひとりが抱えておられる様々な問題に対し、看護師だからこそ気付ける視点で関わり、適切な看護実践ができる人材の育成に取り組みます。患者さんが望む場所で生活するために、病院内だけでなく、外部の多職種と連携し、暮らしを支える要の役割が果たせるよう努めます。
看護部長 廣下 智絵
看護科では「患者さんが望む場所で暮らし続ける」という想いを大切に看護しています。そのために、地域の開業医の先生方、老人保健施設、介護施設、市役所や社会福祉関係などの地域の皆さんと連携を取り支援しています。外来診療、急性期の入院受け入れから退院までの継続した看護を実践し患者さんの生活をサポートしています。
今年迎えた新人看護師は、コミュニケーション力を磨き、患者さんの看護から多くの学びを得ています。また、技術チェックに合格し、独りで看護援助できる技術が増え、頼もしい仲間へと成長しています。11月には、「ポートフォリオ発表会」で自己の成長をアピールでき、笑顔の発表会が開催できました。
看護協会の認定審査に合格し、ある特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践ができる者をいいます。看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献します。
感染管理の担当者として、感染防止対策室に所属しています。 安全で安心な医療を提供できるよう、感染防止対策活動に取り組んでいます。 主な活動として、感染対策の指導、啓発、改善活動を行っています。 他施設との連携を行う役割も担い、院内だけでなく地域を含めた感染管理を実践しています。
脳血管障害や認知機能の低下、加齢による筋力の低下などにより食べて飲み込む機能に障害をきたし、食べることが難しくなっている患者さんのケアを実践しています。誤嚥性肺炎、窒息、低栄養、脱水を予防し患者さんのQOLの向上を目指して病棟看護師とともに安全に食べることができるように支援を行っています。
病気に伴う体と心のつらさを和らげ、患者さまとご家族にとって、その人らしく生きていく事を支えながら、日常生活が送れるようにケアを実践しています。他職種と協働してケアの質を向上させ、患者さまに寄り添うケアの提供に努めていきたいと思います。