麻酔科医は、患者さまのために一番適した麻酔方法を選択するため、手術前に患者さまを診察し、時には必要な検査を追加したりします。手術中は、患者さまが受ける侵襲の強さに反応して、体に悪影響が現れてきますので、これを予防するように専門知識を駆使し安全な手術が行えるようにしています。手術が終わった後は、患者さまの呼吸、血圧、心拍数の安定や意識の回復を確認して安全に病棟に帰室できるようにしています。このように麻酔科医は麻酔をかけるだけでは終わらず、手術の前後にわたって患者さまが安全かつ快適に手術が受けられるように努力しています。
ペインクリニックには、帯状疱疹後神経痛、筋筋膜性症候群などの疾患で、男女を問わず10代から80代に至るまで幅広い年齢層の方が来院されています。患者さまの全身状態を考慮して、希望に沿った治療を行っています。